ひだまりサロンの記録
ひだまりサロンは≪さまざまな文化との出会い≫をコンセプトに、地域で活動をしている方々が発信できる場として小諸図書館の「ひだまりのひろば」で活動の内容を披露していただいています。朗読や演奏など色々な活動を紹介することで、人と本・人と人・人と文化が出会い・つなぐ場を出演者と図書館が共に作り上げています。
今後の予定はイベント情報のページ、各月のイベント情報をご覧ください。
過去のひだまりサロンの様子はひだまりサロンのバックナンバーのページをご覧ください。
苔丸の読み語り 昔、教科書で読んだ名作 其の八
令和8年6月27日(土曜) 苔丸さん
プログラム
テーマ「せんそう」
『沖縄の手記から』 田宮虎彦/著
当日の様子
今回の苔丸さんの読み語りは、歩き回りながら内容に合わせた動作をすることによって臨場感がよりあふれていました。会場全体がお話にぐっと引き込まれ、「とある壕」の中におり、登場人物を目の前に見ているような追体験をしました。様々な年代の方が参加してくれましたが、皆さんの表情は真剣そのものでした。
今回のテーマを漢字で戦争ではなく、ひらがなで「せんそう」としたのは、みなさんに様々なイメージで戦争を捉えてほしかったこともひとつの理由です。ひだまりサロンの本のコーナーでは様々な本を選びました。
【その中から図書館職員による本の紹介】
『ひめゆりの塔』~学徒隊長の手記~ 西平英夫/著 (雄山閣)
この本は、学徒隊長をしていた西平英夫氏の手記であり、ひめゆり学徒隊を率いて沖縄戦を生き延びた先生の手記でした。淡々と状況を描写していますが、生徒たちの様子や想いが伝わります。
『タケノコごはん』 大島渚/文 伊藤秀男/絵 (ポプラ社)
この絵本は映画監督の大島渚さんのこども時代に起こった出来事です。渚さんの小学生時代は戦時中でした。小学生の目を通して語られる戦争のおはなしです。
(観客数12名)
アコースティックギター弾き語り
令和8年5月16日(土曜) 吉岡めぐっちさん
プログラム
テーマ「新しい風」
「風」 北山修 /作詞 端田宣彦/作曲
「風になる」 つじあやの/作詞・作曲
「風と町」 大森元貴/作詞・作曲
「風に吹かれて」 ボブディラン/作詞・作曲
「かざぐるま」 吉岡恵/作詞・作曲
「明日は明日の風が吹く」 吉岡恵/作詞・作曲
当日の様子
吉岡めぐっちさんの歌を聞きに来られた方、また、館内に響くギター演奏と歌に惹かれて会場に来られた方、館内でお声掛けした方などが多く集まりました。年齢層の幅も広く、小さいお子さんから、学生さん、年配の方まで曲に合わせてリズムを取ったり、にこにこして聴いていらっしゃいました。吉岡めぐっちさんのオリジナル曲は、とても素敵な歌詞でしたので、皆さん、テーマの「新しい風」を感じながら、聞き入っていらっしゃいました。
図書館職員による本の紹介
『窓から見える世界の風』 福島あずさ/著 nakaban/絵 (創元社)
気象学のコーナーから探しました。こちらの本は、アジアモンスーン地域の気候、気象学を専門に研究されている福島あずささんが書かれた本です。
大学の講師をされていて、学生に「なぜ風が吹くのか」についての講義をされています。この本では、本来ならば目には見えない風もそこに住む人々の営みを通じ、具体的に描き出すことができる局地風の魅力を伝えてくれています。
『きたかぜさま』 星野なおこ/文 羽尻利門/絵 (福音館書店)
きたかぜは5月の風とは打って変わって冷たい厳しい風をイメージしますね。風は目には見えないけれどたくさんの姿をしていると思います。
オススメの本の『きたかぜさま』の文章を書いた星野なおこさんは佐久市の保育士の方だそうです。30年以上在職され、保育園では創作童話の語りや、語りを元にした劇遊びを楽しんだそうです。作中に農村風景が出てくるのですが佐久市の農村風景がモデルになっているようです。
(観客数31名)
リコーダー・ギター・チャランゴ・電子ピアノの演奏令和8年4月19日(日曜) なかなおりのみなさん
プログラム
テーマ「リトルワールド」
「アリラン」 韓国の曲
「ラササヤン」 インドネシアの曲
「シャンシャンシャン」 タイの曲
「フニクリフニクラ」 イタリアの曲
「アニーローリー」 アメリカの曲
「コンドルはとんでいく」 ペルーの曲
「小さな空」 日本の曲
当日の様子
なかなおりの皆さんは、ひだまりサロンが初めてのお披露目の場でした。テーマを「リトルワールド」として、ミニ世界一周旅行を音楽で表現されました。リコーダーの音等が館内に流れると、それを聞き、会場に足を運ばれる方もいました。音楽と一緒にそれぞれの国の時差の時間や、その国の言葉でのあいさつも交えて紹介され、観客の皆さんも一緒になって楽しまれ、会場全体が盛り上がりました。
図書館職員による本の紹介
『世界一周』有園麻美/[撮影] 星雲社
音楽を通して、リトルワールドをめぐる旅ができる企画でしたので、思わず、世界一周旅行がしたくなりました。そんな時には、図書館のせせらぎのひろば地理旅行コーナーがおすすめです。
今回選んだ本もそのコーナーで見つけました。撮影者の有薗麻美さんは、2006年から2008年にかけて、アメリカ、中東、アジアというルートで世界一周を実行されました。その時に撮影された、世界各地の写真です。音楽を奏でている写真や、ダンスをしている写真に目が留まりました。いずれも、それぞれの国の特徴があると思います。いろいろな国の文化に触れることが出来る機会は、そんなに多くはないかもしれませんが、本を通して世界を知ることはできます。本を通して、世界の文化、暮らしにふれてみませんか?
『地球のごはん』世界30か国80人の“いただきます!” ピーター・メンツェル/著 フェイス・ダルージオ/著 和泉裕子/訳 池田美紀/訳 (TOTO出版)
著者のピーター・メンツェルさんとフェイス・ダルージオさんが1994年に始めた地球家族プロジェクトの過程で出版されたうちの一冊となります。地球家族プロジェクトとは異文化間の家族や個人が直面する基本的な課題にどう向き合っているのか、比較対照することを目的に行なわれたプロジェクトです。ちなみに彼らのプロジェクトは昨年開催された大阪万博のEARTH MARTというパビリオンにも展示がされていました。
今回のおすすめの『地球のごはん』は「30か国の平均的な家族の1日の食事とその摂取カロリーはどのくらいか?」ということがまとめられている本です。例えばこの本で総摂取カロリーが一番少ないのはケニアで牛追いをするマサイ族のタラクアイさんです。カロリーは800kcal。食を通して彼らの暮しも見えてきます。それに対し、グリーンランドの北極圏の漁師のホープさんは、総摂取カロリー6500kcal。寒い所はやっぱりカロリーを摂取しないといけないのかなあと思ったりしながら違う国の人の暮しを思うのも楽しいです。
(観客数18名)
朗読 令和8年3月21日(土曜) むかし乙女さん
プログラム
1.箏と唄 「春やいづこに」
2.箏とフルート 「春の海」
3.箏2重奏 「スピカ」
テーマ「春」
当日の様子
箏とフルートと唄の演奏でした。日本の伝統文化の箏という楽器の魅力に触れて欲しいという思いのむかし乙女さんによる演奏は、とても、心が穏やかになるものでした。3曲目の「春の海」はお正月によく耳にする曲でしたが、生演奏に皆さん聞き入っていました。この曲は、日本では奏法が難しすぎて初め、なかなか受け入れられなかったそうですが、尺八部分をバイオリンで演奏された外国での演奏から、日本でも受け入れられるようになったというお話に、皆さん感心されていました。館内に響く演奏にて足を運んでくださる方たちもいました。終了後、お箏に触れてみたいという方もいて、好評でした。
図書館職員による本の紹介
『世界一美しい星空の教科書』大平貴之/著 (宝島社)
本日3曲目の演奏の「スピカ」という曲から。「スピカ」とは、おとめ座の中でも一番白く輝く星のことです。
スピカはラテン語で”麦の穂”という意味ですが、日本ではその白い輝きから「真珠星」と呼ばれ親しまれています。
おとめ座は、5月上旬から6月上旬の南の空によく見える星座です。
おとめ座は古くから、背中に翼、左手に穂を持つ女神として描かれてきました。こちらには、おとめ座の神話も描かれていますし、おとめ座の見つけ方のポイントも書かれています。今日、聴いた曲を思い出しながら、5月になったら南の空を見上げてみてください。
『花粉はつらいよ』 岩井圭也/編 (亜紀書房)
花粉は春だけのものでなく、いまや一年中飛んでいますが、花が咲き芽吹いてくるこの季節に私は花粉を思い出します。ということで今日は『花粉はつらいよ』という花粉がテーマのアンソロジーをご紹介します。
本の冒頭には、花粉症は日本の国民病であり、調査によっては日本人の二人が花粉症という結果もあるそうです。花粉の種類はあれども、きっと花粉症に悩まされている方も多くいらっしゃると思います。
この本は花粉症の小説家、詩人、植物学者、登山家、哲学者など、総勢45人が花粉症あるあるやリアルを赤裸々に綴ったノンフィクションです。
花粉症は辛いですが、45人も書いていれば、そうそうわかるわかる、と共感できるものに出会えるかもしれません。春の合間にお楽しみいただけると嬉しいです。
(観客数28名)
朗読 令和8年2月21日(土曜) 池田真弓さん
プログラム
~小泉八雲の怪談~
「葬られた秘密」
「お貞の話」
テーマ「ばけばけ」
当日の様子
ひだまりサロンに初めて出演の池田真弓さん。NHK長野放送局でラジオやテレビの番組に関わる中で朗読に興味を持たれたそうです。朗読がお好きな様子がうかがえました。
会場には、お雛様が飾られ、今回のお話しに色を添えました。
朗読が始まりますと、たちまち怪談の世界に引きずり込まれるような錯覚となりました。観客は、老若男女様々な方が集まり、皆さん熱心に聞いていらっしゃいました。内容が怪談なのですが、怖いというより、不思議なそして心が温まるような内容のお話しでしたので、みなさん穏やかな雰囲気でした。
図書館職員による本の紹介
『あやかし草紙』宮部みゆき/著
三島屋変調百物語 伍之続
三島屋変調百物語シリーズは、現10巻図書館に所蔵しています。「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」という決め事のもと、物語を聞く江戸は神田、筋違(すじかい)御門先(ごもんさき)にある袋物屋のおちか、そこには、様々な人が、物語を話しに来ます。その物語は、常識では想像がつかないできごとのかずかず、中身は、どうぞ、ご自身で読んでお楽しみください。
『いるのいないの』 京極夏彦/作 町田尚子/絵 (岩崎書店)
個人的に小諸図書館にある「絵本」の中で1番こわいなと思うものを紹介します。
「怪談えほん」という岩崎書店が出しているシリーズ絵本は子ども向けの「怖い」絵本に挑戦する画期的な企画です。今回紹介するのはそのシリーズの中のから、『いるのいないの』という一冊です。これは妖怪や怪談をモチーフにした小説を多く書いている、京極夏彦が書いた絵本です。
主人公のおとこのこは、おばあさんの古い家で暮らすことになります。ある日、家の梁(はり)の上(うえ)の暗がりにあるモノを見つけます。こわくなったおとこのこは、おばあさんにソレが何なのか聞いてみるのですが…。
おはなしと絵が妙に雰囲気があってなんだかこわい絵本です。
(観客数31名)
篠笛とギターの演奏 令和8年1月25日(日曜) Small Trimさん
プログラム
1.アイルランド民謡から
「ダウン バイ ザ サリーガーデンズ」
ハーバード・ヒューズ/作曲
「イニシアー」 トーマス・ウォルシュ/作曲
「ロード インチクイン」 ターロック・オキャラン/作曲2.日本の民謡・フォークソングから
「竹田の子守歌」 京都の民謡 「こきりこ節」 富山県南砺市五箇山地方の民謡
「赤い花白い花」 中林三恵/作曲
当日の様子
ひだまりサロンでは、初の篠笛とギターの組み合わせの演奏という事で、多くの方が集まりました。館内に響く演奏に誘われて演奏中にもたくさんの方が聞きに来られました。
テーマ「ノスタルジック」があらわすような郷愁を誘う演奏でした。
篠笛というとお祭りのお囃子の楽器というイメージでしたが、今回の演奏はギターの柔らかい音色にマッチして、聴いていると穏やかな気持ちになる演奏でした。観客の皆さんもとても感激して聞き入っていらっしゃいました。
図書館職員による本の紹介
『白い馬』東山魁夷/絵 松本猛/文・構成
テーマ 「ノスタルジック」から東山魁夷の「緑響く」というこちらの絵を紹介します。この絵を見ると、とても懐かしい気持ちと、穏やかな心になります。白い馬が描かれているその年に描かれた18点はいずれも音楽性を感じさせる連作で、モーツァルトの音楽と深く結びついているかもしれない。とありました。
『東山魁夷 自然のなかの喜び』東山魁夷/著 講談社 1995
こちらの本によると、「ある時一頭の白い馬が、私の風景の中にためらいながら遠く姿を見せた。するとその年(昭和47年)に描いた18点の風景の全てに、小さな白い馬が現れたのである。」とありました。
この絵の背景を知る事で、ノスタルジックな絵ということ以上に、ますます心に刻まれます。
『日本の美しい里の絶景』 富田文雄/写真 (パイインターナショナル)
みなさんがノスタルジックな気持ちになるのはどんな時ですか?人それぞれ、様々な思い出があるなかその瞬間は多種多様な気がします。
私は秋の夕方が特にノスタルジックな気持ちになります。その場所が海だったり、田園風景が見える場所だったら更にノスタルジーな気持ちになります。それは私が幼少期を田舎で過ごしたから、記憶の中のなつかしさがそう思わせるのかもしれません。今回紹介するこの『日本の美しい里の絶景』、この写真集を眺めているとそんな感情が呼び起こされる気がします。秋だけじゃなく、春夏秋冬の景色の写真が映し出されているので、みなさんのそれぞれの思い出が蘇るかもしれません。忙しい毎日の中ふと、ほっと一息つきたい時、なんだかノスタルジックな気持ちになりたい時におすすめの一冊です。
(観客数43名)
語り(お話) 令和7年12月20日(土曜) おはなしチチンプイさん
プログラム
『六地蔵さま』 小諸の民話より
『おばあさんがたった一本のこったマッチを
だいじにした話』
ホープ・ニューウェル/作 松岡享子/訳
『水の精ニクシー』
P・テナント/作 林直子/訳
当日の様子
今回は、ひだまりサロンに初出演のおはなしチチンプイさんの語り(お話)でした。いつもは子どもたちに向けてお話しをしていらっしゃいますが、大人の方にも耳で聞いて楽しむお話の世界を届けたいとの思いで出演していただきました。語り(お話)は本を見ずに覚えたお話をみなさんに直接語りかけます。目を合わせおはなしを聞くため、より没入感があり、お話の情景がありありと浮かんできました。三者三様のお話に、参加いただいたみなさんも引き込まれているようでした。
図書館職員による本の紹介
『きょうごりらをうたえよ』 今井むつみ/監修
愉快で深い子どものいい間違い集です。「きょう、ようちえんでゴリラを植えたよ」はどんなことばの言い間違いだと思いますか?
『五感を探るオノマトペ』 坂本真樹/著
知っていましたか?ふわふわとモフモフの違いは数値化できるんだそうです。
『ももの子たろう』
おおかわえっせい/ぶん みたげんじろう/え
『ももたろう』
水谷章三/作 スズキコージ/絵
『ももたろう』
松居直/文 赤羽末吉/画
みなさんがよく知る『ももたろう』も読み比べると実は少し違う?!ぜひ読み比べてください。
(観客数13名)
ミステリーミニコンサート 令和6年11月16日(土曜)
コピーヌクラブさん
1.「ガラモンソング」 世にも奇妙な物語より
蓜島邦明/作曲
2.「ヘドウィグのテーマ」 ハリーポッターより
ジョン・ウィリアムズ/作曲
3.「古畑任三郎のテーマ」
本間勇輔/作曲
4.「名探偵コナンのメインテーマ」
大野克夫/作曲
5.「村まつり~秋の夜長の虫たちの大音楽会~」
6.「剣の舞」
アラム・ハチャトゥリアン/作曲
当日の様子
1曲目の第一音が鳴った瞬間から、演奏に引きずり込まれました。当日のイベントに合わせてミステリーをテーマに選曲頂きました。観客席の皆さんはじめ、館内に流れる音楽に引き寄せられて、ひだまりのひろばに人が集まりました。また、当日は、テイクアウトカップの飲み物持込みができる社会実験の日でしたので、飲み物を飲みながら楽しんでくださる方がいました。当日は、体験型謎解きゲーム「本の杜事件ファイル~Sと呪われた男~」も行なわれていました。このミステリーミニコンサートの中の1曲が出題になっていました。
図書館職員による紹介本は、コンサートのテーマから「謎」に関する本を用意して紹介しました。
「謎の症状」若林理砂/著 病院に行くほどではないけれどちょっと困る症状を解説してます。症状が出ている時は体が力んでいる時だそうです。そんな時は運動することが良いそうです。
「なぜ、あなを見つけるとのぞきたくなるの?」石川幹人/著 突拍子もない子供の質問に科学者が答えます。
アコースティックギター弾き語り 令和6年10月20日(日曜) 吉岡 恵さん
- 「紅葉」作詞/立野辰之 作曲/岡野貞一
- 「人生の扉」作詞作曲/竹内まりや
- 「いつも何度でも」 作詞/覚知歌子 作曲/木村弓
- 「ご先祖様のうた」 作詞作曲/吉岡恵
- 「誕生」 作詞作曲/中島みゆき
当日の様子
吉岡さんの演奏を聞きに来られた方、館内に流れる曲に引き寄せられていらした方、また、机に向かいながら耳を傾けている方など、いらっしゃいました。テーマ「誕生~Welcom~」に合った曲を演奏いただき、聞いている方の中には涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。オリジナル曲「ご先祖様のうた」では、皆さん手拍子を打ちながら楽しんでいました。
図書館職員による紹介本、「雑草の暮らし」甲斐信枝/著 厄介に思われている雑草も毎日観察すると愛着がわきます。「パンダの祖先はお肉が好き!?」土屋健/著 動物園の動物から祖先を学べます。「せいめいのれきし」バージニア・リー・バートン/著 地球の誕生か今に至るまでを振り返ることが出来ます。長く読み継がれている本です。「いのちのまつり」草場一義壽/著 吉岡さんのオリジナル曲にマッチしたご先祖様がたくさんいて、今の自分がいるというお話 これらの本を通して、命の誕生の大切さ、暖かさを伝えられたらと思います。
朗読 令和6年9月21日(土曜)吉池孝子さん
朗読
「人形の旅立ち」長谷川摂子/著
当日の様子
吉池さんの朗読を目的にいらした方、朗読の声に引き寄せられていらした方など、観客が集まりました。
お話の内容が、少し不思議であったことや、吉池さんの演出によって、皆さん、お話に引き込まれていました。
朗読の後に、吉池さんがお持ちになり、これから旅立たせるつもりという人形を紹介していただき、観客の皆さんとの交流の場となりました。
図書館職員による紹介本は、「人形の旅立ち」長谷川摂子/著今回の朗読の載っている本。「街道を旅したお人形さん~小諸のひな人形調査10年のあゆみ~」小諸の東小学校には保存してあるお人形があります。「海を渡った人形使節」日本に贈られた青い目の人形について書かれています。
(観客数15名)
講演会 令和6年8月4日(日曜)海野和男さん
プログラム
講演会
『昆虫顔面博覧会」
当日の様子
小諸市にアトリエを構える昆虫写真家、海野和男さんによる講演会でした。今回は、小諸高原美術館にて開催の写真展「昆虫顔面博覧会と不思議の虫」に合わせ、昆虫の顔面写真をテーマにご講演いただきました。また、海野さんの新刊本『不思議の虫ナナフシ』に関連したお話も聞かせていただきました。
たくさんの珍しい昆虫の写真と、撮影時の面白いエピソードに、参加者の皆さんは興味津々でした。積極的に質問してくれたり、画面に映った虫の名前を教えてくれるお子さんもいて、楽しいサロンとなりました。
○紹介本
『不思議の虫ナナフシ』伊地知英信/文、海野和男/写真
『どアップ!びっくり?昆虫の顔写真えほん』シリーズ 海野和男/写真、伊藤弥寿彦/監修
『昆虫顔面図鑑』海野和男/著
『昆虫顔面大博覧会』海野和男/著
(観客数57名)
朗読 令和6年7月14日(日曜)若木一寿さん
ギター演奏
~ギター音楽の歴史~
1.『主よ人の望みの喜びよ』 J.S.バッハ/作曲
2.『シューベルトのセレナーデ』 F.シューベルト/作曲
3.『二つのギター』 ロシア民謡
4.『Feste Lariane ラリアーネ祭』 L・モッツァーニ/作
アンコール『魔笛の主題による変奏曲』 フェルナンド・ソル/作曲
当日の様子
大雨が降り、観客数を心配しましたが、演奏者若木さんのお知り合いの方、館内でお声をかけた方、ひだまりサロンに毎回来て下さる方、ギターの音色に導かれていらした方など、多くの方が集まりました。若木さんのギター音楽の歴史についてのお話にも、皆さん熱心に耳を傾けて、ギターの演奏に聞き入っていました。
演奏の技術にも思わず目を瞠るものがあり、若木さんの指先にも注目していました。
紹介した本は、「にっぽんのギター工房」長野県のギター工房も紹介されていて、小諸市の工房も紹介されています。「小学生のためのはじめてのクラシック音楽」クラシック音楽をジャンルや作曲家、楽器などを通してわかりやすく解説しています。「旅ごころはリュートに乗って」ノンフィクション作家の星野博美さんが大学生時代にリュート音楽に出会い、魅了されたが、その後関心は薄れていた。25年経て、キリシタンについての本を書きたいと調べていくと、豊臣秀吉がイエズス会の使節団員たちのリュートの演奏を聞いたと知り、そこから「みんな彗星を見ていた」という本にリュートについて書いたという話が載っています。ほかに、「幻の楽器を求めて」「ギブソン」「Fができない」等も紹介しました。
(観客数15名)
朗読 令和6年6月16日(日曜)GOKUさん
プログラム
詩の朗読
「りーでぃんぐ・ふぁーましー」
~雫(しずく)~
1.ひとしずくの水より 「終わりのない旅」
ウォルター・ウィック/作
2.「水はうたいます」 まどみちお/作
3.「6月の雨に 」 江上紀代/作
4.「ほんとうのじぶん」 石津ちひろ/作
5.「うみをながめるうちに」 石津ちひろ/作
6.「ぼくは川のように話す 」 ジョーダン・スコット/作
7.「月夜の浜辺」 中原中也/作
当日の様子
GOKUさんの朗読を目的にいらした方、朗読の声に引き寄せられていらした方、みなさんGOKUさんの朗読に聞き入っていました。
中でも、「ぼくは川のように話す」の朗読には、心を打たれた様子が伝わってきました。GOKUさんの朗読スタイルはとても、自由で、裸足で立って読んだり、座り込んで読んだりと見ていても楽しい朗読です。「りーでぃんぐ・ふぁーましー」という「詩の朗読の薬屋さん」をコンセプトにした朗読は、回数を重ねるごとに心に沁みると感じます。
紹介した本は、「水の道具誌」こちらでは、いろいろな道具が紹介されていますが、中でも水出しコーヒーは飲める水時計、香る水時計、時間を飲むと紹介されているところがステキでした。
「分水嶺探し」では、水はどこからやってくるのか、日本の川は滝のようだ、森を通ることで豊かになるという内容は特にお勧めです。
他に「からだがよろこぶ!ぬる湯温泉ナビ」「千曲川のスケッチ」「しなのがわ」を紹介しました。
(観客数15名)
苔丸の読み語り 令和6年5月19日(日曜)苔丸さん
プログラム
苔丸の読み語り
昔教科書で読んだ名作 其の六
~人情~
「貧の意地」 太宰治/著
当日の様子
観客数は少なかったですが、皆さん、熱心に聞き入っていました。
特に、今回の朗読は、講談調に演出され、扇子を使って、椅子やテーブルを打ったり、登場人物に合わせて、扇子使いを変えてみたりと、苔丸さんの動作に目も奪われました。
話の内容は、江戸時代の武士のつきあいの様子に人情を感じて、思わず「ホー」と感心してしまうものでした。
紹介した本、「貧の意地」の題材となった井原西鶴/著の「世間胸算用」。「若いうちに読みたい太宰治」では、「貧の意地」を読むときは映像化してみると良いと出ています。「お金物語」・「とっておきの笑いあります」には、大正から昭和にかけて活躍した作家たちのそれぞれのテーマに合ったお話が載っています。井原西鶴について「西鶴に学ぶ貧者の教訓・富者の知恵」。江戸時代の様子を知るには「江戸の風俗」を紹介しました。
(観客数4名)
アコースティックギター弾き語り 令和6年4月20日(土曜)吉岡恵さん
アコースティックギター弾き語り
~花開く~
1.「花」 作詞/武島羽衣 作曲/滝廉太郎
2.「さくら さくら」 作詞作曲/日本古謡
3.「あたりまえ」 作詞作曲/吉岡恵
4.「ローズ」 作詞作曲/アマンダ・マクブルーム
5.「ハナミズキ」 作詞/一青窈 作曲/マシコタツロウ
当日の様子
事前の広報をご覧になり、来館された方が数人いらっしゃいました。
ギターの調べと吉岡さんの優しい歌声を、観客の方たちは、穏やかに聞いていました。また、オリジナル曲「あたりまえ」では,歌詞の内容(誰も信じなかった砂漠が森になるって等)にうなづきながら聞いている方もいました。最後の曲には、館内他のところにいた方が、席について聞いている姿も見られました。
紹介した本 「グリーンファーザー」/杉山満丸著 砂漠に気を植えようとした祖父のことなどが書かれている。 「教えてくれたのは植物でした」西畠清順/著 花は始まりの象徴、植物は痛みを感じるのか?、食虫植物はなぜ虫を食べるのか?など植物にまつわる話が掲載されています。
(観客数16名)
ひだまりサロンの記録
ひだまりサロンは≪さまざまな文化との出会い≫をコンセプトに、地域で活動をしている方々が発信できる場として小諸図書館の「ひだまりのひろば」で活動の内容を披露していただいています。朗読や演奏など色々な活動を紹介することで、人と本・人と人・人と文化が出会い・つなぐ場を出演者と図書館が共に作り上げています。
今後の予定はイベント情報のページ、各月のイベント情報をご覧ください。
過去のひだまりサロンの様子はひだまりサロンのバックナンバーのページをご覧ください。
苔丸の読み語り 昔、教科書で読んだ名作 其の八
令和8年6月27日(日曜) 苔丸さん
プログラム
テーマ「せんそう」
『沖縄の手記から』 田宮虎彦/著
当日の様子
今回の苔丸さんの読み語りは、歩き回りながら内容に合わせた動作をすることによって臨場感がよりあふれていました。会場全体がお話にぐっと引き込まれ、「とある壕」の中におり、登場人物を目の前に見ているような追体験をしました。様々な年代の方が参加してくれましたが、皆さんの表情は真剣そのものでした。
今回のテーマを漢字で戦争ではなく、ひらがなで「せんそう」としたのは、みなさんに様々なイメージで戦争を捉えてほしかったこともひとつの理由です。ひだまりサロンの本のコーナーでは様々な本を選びました。
【その中から図書館職員による本の紹介】
『ひめゆりの塔』~学徒隊長の手記~ 西平英夫/著 (雄山閣)
この本は、学徒隊長をしていた西平英夫氏の手記であり、ひめゆり学徒隊を率いて沖縄戦を生き延びた先生の手記でした。淡々と状況を描写していますが、生徒たちの様子や想いが伝わります。
『タケノコごはん』 大島渚/文 伊藤秀男/絵 (ポプラ社)
この絵本は映画監督の大島渚さんのこども時代に起こった出来事です。渚さんの小学生時代は戦時中でした。小学生の目を通して語られる戦争のおはなしです。
(観客数12名)
アコースティックギター弾き語り
令和8年5月16日(土曜) 吉岡めぐっちさん
プログラム
テーマ「新しい風」
「風」 北山修 /作詞 端田宣彦/作曲
「風になる」 つじあやの/作詞・作曲
「風と町」 大森元貴/作詞・作曲
「風に吹かれて」 ボブディラン/作詞・作曲
「かざぐるま」 吉岡恵/作詞・作曲
「明日は明日の風が吹く」 吉岡恵/作詞・作曲
当日の様子
吉岡めぐっちさんの歌を聞きに来られた方、また、館内に響くギター演奏と歌に惹かれて会場に来られた方、館内でお声掛けした方などが多く集まりました。年齢層の幅も広く、小さいお子さんから、学生さん、年配の方まで曲に合わせてリズムを取ったり、にこにこして聴いていらっしゃいました。吉岡めぐっちさんのオリジナル曲は、とても素敵な歌詞でしたので、皆さん、テーマの「新しい風」を感じながら、聞き入っていらっしゃいました。
図書館職員による本の紹介
『窓から見える世界の風』 福島あずさ/著 nakaban/絵 (創元社)
気象学のコーナーから探しました。こちらの本は、アジアモンスーン地域の気候、気象学を専門に研究されている福島あずささんが書かれた本です。
大学の講師をされていて、学生に「なぜ風が吹くのか」についての講義をされています。この本では、本来ならば目には見えない風もそこに住む人々の営みを通じ、具体的に描き出すことができる局地風の魅力を伝えてくれています。
『きたかぜさま』 星野なおこ/文 羽尻利門/絵 (福音館書店)
きたかぜは5月の風とは打って変わって冷たい厳しい風をイメージしますね。風は目には見えないけれどたくさんの姿をしていると思います。
オススメの本の『きたかぜさま』の文章を書いた星野なおこさんは佐久市の保育士の方だそうです。30年以上在職され、保育園では創作童話の語りや、語りを元にした劇遊びを楽しんだそうです。作中に農村風景が出てくるのですが佐久市の農村風景がモデルになっているようです。
(観客数31名)
リコーダー・ギター・チャランゴ・電子ピアノの演奏令和8年4月19日(日曜) なかなおりのみなさん
プログラム
テーマ「リトルワールド」
「アリラン」 韓国の曲
「ラササヤン」 インドネシアの曲
「シャンシャンシャン」 タイの曲
「フニクリフニクラ」 イタリアの曲
「アニーローリー」 アメリカの曲
「コンドルはとんでいく」 ペルーの曲
「小さな空」 日本の曲
当日の様子
なかなおりの皆さんは、ひだまりサロンが初めてのお披露目の場でした。テーマを「リトルワールド」として、ミニ世界一周旅行を音楽で表現されました。リコーダーの音等が館内に流れると、それを聞き、会場に足を運ばれる方もいました。音楽と一緒にそれぞれの国の時差の時間や、その国の言葉でのあいさつも交えて紹介され、観客の皆さんも一緒になって楽しまれ、会場全体が盛り上がりました。
図書館職員による本の紹介
『世界一周』有園麻美/[撮影] 星雲社
音楽を通して、リトルワールドをめぐる旅ができる企画でしたので、思わず、世界一周旅行がしたくなりました。そんな時には、図書館のせせらぎのひろば地理旅行コーナーがおすすめです。
今回選んだ本もそのコーナーで見つけました。撮影者の有薗麻美さんは、2006年から2008年にかけて、アメリカ、中東、アジアというルートで世界一周を実行されました。その時に撮影された、世界各地の写真です。音楽を奏でている写真や、ダンスをしている写真に目が留まりました。いずれも、それぞれの国の特徴があると思います。いろいろな国の文化に触れることが出来る機会は、そんなに多くはないかもしれませんが、本を通して世界を知ることはできます。本を通して、世界の文化、暮らしにふれてみませんか?
『地球のごはん』世界30か国80人の“いただきます!” ピーター・メンツェル/著 フェイス・ダルージオ/著 和泉裕子/訳 池田美紀/訳 (TOTO出版)
著者のピーター・メンツェルさんとフェイス・ダルージオさんが1994年に始めた地球家族プロジェクトの過程で出版されたうちの一冊となります。地球家族プロジェクトとは異文化間の家族や個人が直面する基本的な課題にどう向き合っているのか、比較対照することを目的に行なわれたプロジェクトです。ちなみに彼らのプロジェクトは昨年開催された大阪万博のEARTH MARTというパビリオンにも展示がされていました。
今回のおすすめの『地球のごはん』は「30か国の平均的な家族の1日の食事とその摂取カロリーはどのくらいか?」ということがまとめられている本です。例えばこの本で総摂取カロリーが一番少ないのはケニアで牛追いをするマサイ族のタラクアイさんです。カロリーは800kcal。食を通して彼らの暮しも見えてきます。それに対し、グリーンランドの北極圏の漁師のホープさんは、総摂取カロリー6500kcal。寒い所はやっぱりカロリーを摂取しないといけないのかなあと思ったりしながら違う国の人の暮しを思うのも楽しいです。
(観客数18名)
朗読 令和8年3月21日(土曜) むかし乙女さん
プログラム
1.箏と唄 「春やいづこに」
2.箏とフルート 「春の海」
3.箏2重奏 「スピカ」
テーマ「春」
当日の様子
箏とフルートと唄の演奏でした。日本の伝統文化の箏という楽器の魅力に触れて欲しいという思いのむかし乙女さんによる演奏は、とても、心が穏やかになるものでした。3曲目の「春の海」はお正月によく耳にする曲でしたが、生演奏に皆さん聞き入っていました。この曲は、日本では奏法が難しすぎて初め、なかなか受け入れられなかったそうですが、尺八部分をバイオリンで演奏された外国での演奏から、日本でも受け入れられるようになったというお話に、皆さん感心されていました。館内に響く演奏にて足を運んでくださる方たちもいました。終了後、お箏に触れてみたいという方もいて、好評でした。
図書館職員による本の紹介
『世界一美しい星空の教科書』大平貴之/著 (宝島社)
本日3曲目の演奏の「スピカ」という曲から。「スピカ」とは、おとめ座の中でも一番白く輝く星のことです。
スピカはラテン語で”麦の穂”という意味ですが、日本ではその白い輝きから「真珠星」と呼ばれ親しまれています。
おとめ座は、5月上旬から6月上旬の南の空によく見える星座です。
おとめ座は古くから、背中に翼、左手に穂を持つ女神として描かれてきました。こちらには、おとめ座の神話も描かれていますし、おとめ座の見つけ方のポイントも書かれています。今日、聴いた曲を思い出しながら、5月になったら南の空を見上げてみてください。
『花粉はつらいよ』 岩井圭也/編 (亜紀書房)
花粉は春だけのものでなく、いまや一年中飛んでいますが、花が咲き芽吹いてくるこの季節に私は花粉を思い出します。ということで今日は『花粉はつらいよ』という花粉がテーマのアンソロジーをご紹介します。
本の冒頭には、花粉症は日本の国民病であり、調査によっては日本人の二人が花粉症という結果もあるそうです。花粉の種類はあれども、きっと花粉症に悩まされている方も多くいらっしゃると思います。
この本は花粉症の小説家、詩人、植物学者、登山家、哲学者など、総勢45人が花粉症あるあるやリアルを赤裸々に綴ったノンフィクションです。
花粉症は辛いですが、45人も書いていれば、そうそうわかるわかる、と共感できるものに出会えるかもしれません。春の合間にお楽しみいただけると嬉しいです。
(観客数28名)
朗読 令和8年2月21日(土曜) 池田真弓さん
プログラム
~小泉八雲の怪談~
「葬られた秘密」
「お貞の話」
テーマ「ばけばけ」
当日の様子
ひだまりサロンに初めて出演の池田真弓さん。NHK長野放送局でラジオやテレビの番組に関わる中で朗読に興味を持たれたそうです。朗読がお好きな様子がうかがえました。
会場には、お雛様が飾られ、今回のお話しに色を添えました。
朗読が始まりますと、たちまち怪談の世界に引きずり込まれるような錯覚となりました。観客は、老若男女様々な方が集まり、皆さん熱心に聞いていらっしゃいました。内容が怪談なのですが、怖いというより、不思議なそして心が温まるような内容のお話しでしたので、みなさん穏やかな雰囲気でした。
図書館職員による本の紹介
『あやかし草紙』宮部みゆき/著
三島屋変調百物語 伍之続
三島屋変調百物語シリーズは、現10巻図書館に所蔵しています。「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」という決め事のもと、物語を聞く江戸は神田、筋違(すじかい)御門先(ごもんさき)にある袋物屋のおちか、そこには、様々な人が、物語を話しに来ます。その物語は、常識では想像がつかないできごとのかずかず、中身は、どうぞ、ご自身で読んでお楽しみください。
『いるのいないの』 京極夏彦/作 町田尚子/絵 (岩崎書店)
個人的に小諸図書館にある「絵本」の中で1番こわいなと思うものを紹介します。
「怪談えほん」という岩崎書店が出しているシリーズ絵本は子ども向けの「怖い」絵本に挑戦する画期的な企画です。今回紹介するのはそのシリーズの中のから、『いるのいないの』という一冊です。これは妖怪や怪談をモチーフにした小説を多く書いている、京極夏彦が書いた絵本です。
主人公のおとこのこは、おばあさんの古い家で暮らすことになります。ある日、家の梁(はり)の上(うえ)の暗がりにあるモノを見つけます。こわくなったおとこのこは、おばあさんにソレが何なのか聞いてみるのですが…。
おはなしと絵が妙に雰囲気があってなんだかこわい絵本です。
(観客数31名)
篠笛とギターの演奏 令和8年1月25日(日曜) Small Trimさん
プログラム
1.アイルランド民謡から
「ダウン バイ ザ サリーガーデンズ」
ハーバード・ヒューズ/作曲
「イニシアー」 トーマス・ウォルシュ/作曲
「ロード インチクイン」 ターロック・オキャラン/作曲2.日本の民謡・フォークソングから
「竹田の子守歌」 京都の民謡 「こきりこ節」 富山県南砺市五箇山地方の民謡
「赤い花白い花」 中林三恵/作曲
当日の様子
ひだまりサロンでは、初の篠笛とギターの組み合わせの演奏という事で、多くの方が集まりました。館内に響く演奏に誘われて演奏中にもたくさんの方が聞きに来られました。
テーマ「ノスタルジック」があらわすような郷愁を誘う演奏でした。
篠笛というとお祭りのお囃子の楽器というイメージでしたが、今回の演奏はギターの柔らかい音色にマッチして、聴いていると穏やかな気持ちになる演奏でした。観客の皆さんもとても感激して聞き入っていらっしゃいました。
図書館職員による本の紹介
『白い馬』東山魁夷/絵 松本猛/文・構成
テーマ 「ノスタルジック」から東山魁夷の「緑響く」というこちらの絵を紹介します。この絵を見ると、とても懐かしい気持ちと、穏やかな心になります。白い馬が描かれているその年に描かれた18点はいずれも音楽性を感じさせる連作で、モーツァルトの音楽と深く結びついているかもしれない。とありました。
『東山魁夷 自然のなかの喜び』東山魁夷/著 講談社 1995
こちらの本によると、「ある時一頭の白い馬が、私の風景の中にためらいながら遠く姿を見せた。するとその年(昭和47年)に描いた18点の風景の全てに、小さな白い馬が現れたのである。」とありました。
この絵の背景を知る事で、ノスタルジックな絵ということ以上に、ますます心に刻まれます。
『日本の美しい里の絶景』 富田文雄/写真 (パイインターナショナル)
みなさんがノスタルジックな気持ちになるのはどんな時ですか?人それぞれ、様々な思い出があるなかその瞬間は多種多様な気がします。
私は秋の夕方が特にノスタルジックな気持ちになります。その場所が海だったり、田園風景が見える場所だったら更にノスタルジーな気持ちになります。それは私が幼少期を田舎で過ごしたから、記憶の中のなつかしさがそう思わせるのかもしれません。今回紹介するこの『日本の美しい里の絶景』、この写真集を眺めているとそんな感情が呼び起こされる気がします。秋だけじゃなく、春夏秋冬の景色の写真が映し出されているので、みなさんのそれぞれの思い出が蘇るかもしれません。忙しい毎日の中ふと、ほっと一息つきたい時、なんだかノスタルジックな気持ちになりたい時におすすめの一冊です。
(観客数43名)
語り(お話) 令和7年12月20日(土曜) おはなしチチンプイさん
プログラム
『六地蔵さま』 小諸の民話より
『おばあさんがたった一本のこったマッチを
だいじにした話』
ホープ・ニューウェル/作 松岡享子/訳
『水の精ニクシー』
P・テナント/作 林直子/訳
当日の様子
今回は、ひだまりサロンに初出演のおはなしチチンプイさんの語り(お話)でした。いつもは子どもたちに向けてお話しをしていらっしゃいますが、大人の方にも耳で聞いて楽しむお話の世界を届けたいとの思いで出演していただきました。語り(お話)は本を見ずに覚えたお話をみなさんに直接語りかけます。目を合わせおはなしを聞くため、より没入感があり、お話の情景がありありと浮かんできました。三者三様のお話に、参加いただいたみなさんも引き込まれているようでした。
図書館職員による本の紹介
『きょうごりらをうたえよ』 今井むつみ/監修
愉快で深い子どものいい間違い集です。「きょう、ようちえんでゴリラを植えたよ」はどんなことばの言い間違いだと思いますか?
『五感を探るオノマトペ』 坂本真樹/著
知っていましたか?ふわふわとモフモフの違いは数値化できるんだそうです。
『ももの子たろう』
おおかわえっせい/ぶん みたげんじろう/え
『ももたろう』
水谷章三/作 スズキコージ/絵
『ももたろう』
松居直/文 赤羽末吉/画
みなさんがよく知る『ももたろう』も読み比べると実は少し違う?!ぜひ読み比べてください。
(観客数13名)
ミステリーミニコンサート 令和6年11月16日(土曜) コピーヌクラブさん
1.「ガラモンソング」 世にも奇妙な物語より
蓜島邦明/作曲
2.「ヘドウィグのテーマ」 ハリーポッターより
ジョン・ウィリアムズ/作曲
3.「古畑任三郎のテーマ」
本間勇輔/作曲
4.「名探偵コナンのメインテーマ」
大野克夫/作曲
5.「村まつり~秋の夜長の虫たちの大音楽会~」
6.「剣の舞」
アラム・ハチャトゥリアン/作曲
当日の様子
1曲目の第一音が鳴った瞬間から、演奏に引きずり込まれました。当日のイベントに合わせてミステリーをテーマに選曲頂きました。観客席の皆さんはじめ、館内に流れる音楽に引き寄せられて、ひだまりのひろばに人が集まりました。また、当日は、テイクアウトカップの飲み物持込みができる社会実験の日でしたので、飲み物を飲みながら楽しんでくださる方がいました。当日は、体験型謎解きゲーム「本の杜事件ファイル~Sと呪われた男~」も行なわれていました。このミステリーミニコンサートの中の1曲が出題になっていました。
図書館職員による紹介本は、コンサートのテーマから「謎」に関する本を用意して紹介しました。
「謎の症状」若林理砂/著 病院に行くほどではないけれどちょっと困る症状を解説してます。症状が出ている時は体が力んでいる時だそうです。そんな時は運動することが良いそうです。
「なぜ、あなを見つけるとのぞきたくなるの?」石川幹人/著 突拍子もない子供の質問に科学者が答えます。
アコースティックギター弾き語り 令和6年10月20日(日曜)吉岡 恵さん
- 「紅葉」作詞/立野辰之 作曲/岡野貞一
- 「人生の扉」作詞作曲/竹内まりや
- 「いつも何度でも」 作詞/覚知歌子 作曲/木村弓
- 「ご先祖様のうた」 作詞作曲/吉岡恵
- 「誕生」 作詞作曲/中島みゆき
当日の様子
吉岡さんの演奏を聞きに来られた方、館内に流れる曲に引き寄せられていらした方、また、机に向かいながら耳を傾けている方など、いらっしゃいました。テーマ「誕生~Welcom~」に合った曲を演奏いただき、聞いている方の中には涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。オリジナル曲「ご先祖様のうた」では、皆さん手拍子を打ちながら楽しんでいました。
図書館職員による紹介本、「雑草の暮らし」甲斐信枝/著 厄介に思われている雑草も毎日観察すると愛着がわきます。「パンダの祖先はお肉が好き!?」土屋健/著 動物園の動物から祖先を学べます。「せいめいのれきし」バージニア・リー・バートン/著 地球の誕生か今に至るまでを振り返ることが出来ます。長く読み継がれている本です。「いのちのまつり」草場一義壽/著 吉岡さんのオリジナル曲にマッチしたご先祖様がたくさんいて、今の自分がいるというお話 これらの本を通して、命の誕生の大切さ、暖かさを伝えられたらと思います。
朗読 令和6年9月21日(土曜)吉池孝子さん
朗読
「人形の旅立ち」長谷川摂子/著
当日の様子
吉池さんの朗読を目的にいらした方、朗読の声に引き寄せられていらした方など、観客が集まりました。
お話の内容が、少し不思議であったことや、吉池さんの演出によって、皆さん、お話に引き込まれていました。
朗読の後に、吉池さんがお持ちになり、これから旅立たせるつもりという人形を紹介していただき、観客の皆さんとの交流の場となりました。
図書館職員による紹介本は、「人形の旅立ち」長谷川摂子/著今回の朗読の載っている本。「街道を旅したお人形さん~小諸のひな人形調査10年のあゆみ~」小諸の東小学校には保存してあるお人形があります。「海を渡った人形使節」日本に贈られた青い目の人形について書かれています。
(観客数15名)
朗読 令和6年8月4日(日曜)海野和男さん
プログラム
講演会
『昆虫顔面博覧会」
当日の様子
小諸市にアトリエを構える昆虫写真家、海野和男さんによる講演会でした。今回は、小諸高原美術館にて開催の写真展「昆虫顔面博覧会と不思議の虫」に合わせ、昆虫の顔面写真をテーマにご講演いただきました。また、海野さんの新刊本『不思議の虫ナナフシ』に関連したお話も聞かせていただきました。
たくさんの珍しい昆虫の写真と、撮影時の面白いエピソードに、参加者の皆さんは興味津々でした。積極的に質問してくれたり、画面に映った虫の名前を教えてくれるお子さんもいて、楽しいサロンとなりました。
○紹介本
『不思議の虫ナナフシ』伊地知英信/文、海野和男/写真
『どアップ!びっくり?昆虫の顔写真えほん』シリーズ 海野和男/写真、伊藤弥寿彦/監修
『昆虫顔面図鑑』海野和男/著
『昆虫顔面大博覧会』海野和男/著
(観客数57名)
朗読 令和6年7月14日(日曜)若木一寿さん
ギター演奏
~ギター音楽の歴史~
1.『主よ人の望みの喜びよ』 J.S.バッハ/作曲
2.『シューベルトのセレナーデ』 F.シューベルト/作曲
3.『二つのギター』 ロシア民謡
4.『Feste Lariane ラリアーネ祭』 L・モッツァーニ/作
アンコール『魔笛の主題による変奏曲』 フェルナンド・ソル/作曲
当日の様子
大雨が降り、観客数を心配しましたが、演奏者若木さんのお知り合いの方、館内でお声をかけた方、ひだまりサロンに毎回来て下さる方、ギターの音色に導かれていらした方など、多くの方が集まりました。若木さんのギター音楽の歴史についてのお話にも、皆さん熱心に耳を傾けて、ギターの演奏に聞き入っていました。
演奏の技術にも思わず目を瞠るものがあり、若木さんの指先にも注目していました。
紹介した本は、「にっぽんのギター工房」長野県のギター工房も紹介されていて、小諸市の工房も紹介されています。「小学生のためのはじめてのクラシック音楽」クラシック音楽をジャンルや作曲家、楽器などを通してわかりやすく解説しています。「旅ごころはリュートに乗って」ノンフィクション作家の星野博美さんが大学生時代にリュート音楽に出会い、魅了されたが、その後関心は薄れていた。25年経て、キリシタンについての本を書きたいと調べていくと、豊臣秀吉がイエズス会の使節団員たちのリュートの演奏を聞いたと知り、そこから「みんな彗星を見ていた」という本にリュートについて書いたという話が載っています。ほかに、「幻の楽器を求めて」「ギブソン」「Fができない」等も紹介しました。
(観客数15名)
朗読 令和6年6月16日(日曜)GOKUさん
プログラム
詩の朗読
「りーでぃんぐ・ふぁーましー」
~雫(しずく)~
1.ひとしずくの水より 「終わりのない旅」 ウォルター・ウィック/作
2.「水はうたいます」 まどみちお/作
3.「6月の雨に 」 江上紀代/作
4.「ほんとうのじぶん」 石津ちひろ/作
5.「うみをながめるうちに」 石津ちひろ/作
6.「ぼくは川のように話す 」 ジョーダン・スコット/作
7.「月夜の浜辺」 中原中也/作
当日の様子
GOKUさんの朗読を目的にいらした方、朗読の声に引き寄せられていらした方、みなさんGOKUさんの朗読に聞き入っていました。
中でも、「ぼくは川のように話す」の朗読には、心を打たれた様子が伝わってきました。GOKUさんの朗読スタイルはとても、自由で、裸足で立って読んだり、座り込んで読んだりと見ていても楽しい朗読です。「りーでぃんぐ・ふぁーましー」という「詩の朗読の薬屋さん」をコンセプトにした朗読は、回数を重ねるごとに心に沁みると感じます。
紹介した本は、「水の道具誌」こちらでは、いろいろな道具が紹介されていますが、中でも水出しコーヒーは飲める水時計、香る水時計、時間を飲むと紹介されているところがステキでした。
「分水嶺探し」では、水はどこからやってくるのか、日本の川は滝のようだ、森を通ることで豊かになるという内容は特にお勧めです。
他に「からだがよろこぶ!ぬる湯温泉ナビ」「千曲川のスケッチ」「しなのがわ」を紹介しました。
(観客数15名)
苔丸の読み語り 令和6年5月19日(日曜)苔丸さん
プログラム
苔丸の読み語り
昔教科書で読んだ名作 其の六
~人情~
貧の意地」 太宰治/著
当日の様子
観客数は少なかったですが、皆さん、熱心に聞き入っていました。
特に、今回の朗読は、講談調に演出され、扇子を使って、椅子やテーブルを打ったり、登場人物に合わせて、扇子使いを変えてみたりと、苔丸さんの動作に目も奪われました。
話の内容は、江戸時代の武士のつきあいの様子に人情を感じて、思わず「ホー」と感心してしまうものでした。
紹介した本、「貧の意地」の題材となった井原西鶴/著の「世間胸算用」。「若いうちに読みたい太宰治」では、「貧の意地」を読むときは映像化してみると良いと出ています。「お金物語」・「とっておきの笑いあります」には、大正から昭和にかけて活躍した作家たちのそれぞれのテーマに合ったお話が載っています。井原西鶴について「西鶴に学ぶ貧者の教訓・富者の知恵」。江戸時代の様子を知るには「江戸の風俗」を紹介しました。
(観客数4名)
アコースティックギター弾き語り 令和6年4月20日(土曜)吉岡恵さん
アコースティックギター弾き語り
~花開く~
1.「花」 作詞/武島羽衣 作曲/滝廉太郎
2.「さくら さくら」 作詞作曲/日本古謡
3.「あたりまえ」 作詞作曲/吉岡恵
4.「ローズ」 作詞作曲/アマンダ・マクブルーム
5.「ハナミズキ」 作詞/一青窈 作曲/マシコタツロウ
当日の様子
事前の広報をご覧になり、来館された方が数人いらっしゃいました。
ギターの調べと吉岡さんの優しい歌声を、観客の方たちは、穏やかに聞いていました。また、オリジナル曲「あたりまえ」では,歌詞の内容(誰も信じなかった砂漠が森になるって等)にうなづきながら聞いている方もいました。最後の曲には、館内他のところにいた方が、席について聞いている姿も見られました。
紹介した本 「グリーンファーザー」/杉山満丸著 砂漠に気を植えようとした祖父のことなどが書かれている。 「教えてくれたのは植物でした」西畠清順/著 花は始まりの象徴、植物は痛みを感じるのか?、食虫植物はなぜ虫を食べるのか?など植物にまつわる話が掲載されています。
(観客数16名)
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