絵本専門士による大人のおはなし会
絵本専門士による読み聞かせや語り、絵本についての解説などを交えた、楽しい会です。
お気軽にご参加ください。
●令和6年度開催予定
日 程 :4月24日(水曜)・6月26日(水曜)・8月28日(水)・10月30日(水)・ 12月25日(水曜)・2月26日(水曜)
時 間:午前10時30分~11時
場 所:すみれちゃんのへや
次回のお知らせ
●12月25日(水曜) 午前10時30分~11時
おはなし会の様子
令和6年10月30日のプログラム
1.絵本『落ち葉』(平山和子/文と絵・平山英三/構成と写真・福音館書店)
2.お話『風の神と子ども』(日本の昔話「おはなしのろうそく9」より東京子ども図書館/編)
3.絵本『おひゃくしょうとえんまさま』(中国民話 君島久子/再話・佐藤忠良/絵・福音館書店)
令和6年8月29日のプログラム
1.お話 エパミナンダス
2.絵本『おっきょちゃんとかっぱ』(長谷川摂子/文・降矢なな/絵・福音館書店)
3.絵本『富士山にのぼる』(石川直樹/著・アリス館)
4.絵本『ゆうやけにとけていく』(ザ・キャビンカンパニー/作・小学館)
令和6年6月26日のプログラム
1. 絵本『かえるのあまがさ』(与田準一/著 童心社)
2. 語り『星見の井戸』(「続むかしの話小諸の民話」より・小諸児童文学の会/編 )
3. 紙芝居『天狗の水』(竹内ゆかり/脚本 菊池雪絵/絵 )
4. 朗読『おば捨て山』
今回は、7月に実施予定の市立小諸図書館文化講演会「東山道と北国街道」に因み、東山道清水駅(しみずのうまや)に伝わる民話『星見の井戸』を中心に、小諸の民話、信濃の民話を楽しんでいただきました。
令和6年4月24日のプログラム
1. 『どのはないちばんすきなはな』(いしげまりこ/文 わきさかかつじ/絵 福音館書店)
2. お話『はなさかじい』(「さてさて、きょうのおはなしは・・・」瀬田貞二/再話 福音館書店)
3. 『さくららら』(升井純子/文、小寺卓也/写真 アリス館)
春爛漫、花が美しい時期となりましたので、花をテーマに選びました。『花さかじい』を語った後には、五大昔話について少しお話しをしました。
令和6年3月27日のプログラム
1. 『だって春だもん』(小寺卓也/写真・文 アリス館)
2.『春はあけぼの』(「声にだすことばえほん」清少納言/文 たんじあきこ/絵 齋藤孝/編 ほるぷ出版)
3. お話『あるだんなさんとおかみさんのはなし』(『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館/編)
4.『ともだち』(太田大八/文・絵 講談社)
ようやく春らしい陽気になってきたこの季節にぴったりの絵本『だって春だもん』から始めました。続いて、大河ドラマ「光る君へ」にも登場する清少納言の「枕草子」より「春はあけぼの」が「声にだすことばえほん」として絵本で出版されているので、そちらを読んだ後、巻末の口語訳文と、橋本治/著の『桃尻語訳 枕草子』を紹介しました。お話は『あるだんなさんとおかみさんのはなし』。ものの置き場所をしょっちゅう変えたいおかみさんと、そのせいで探しているものをみつけられない旦那さんの話しを楽しく聴いていただきました。
令和6年1月31日のプログラム
1. お話『おいしいおかゆ』(『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館/編)
2.『甲賀三郎』(滝沢きわこ/文 小林ふみと/絵 郷土出版社)
3.『ぽとんぽとんはなんのおと』(神沢利子/作 平山英三/絵 福音館書店
グリム童話より『おいしいおかゆ』のお話の後、今年の干支辰にちなみ、郷土の昔話「信州・読み聞かせ民話絵本シリーズ」より『甲賀三郎』の絵本を読みました。龍になった甲賀三郎が姿を現したお隣りの御代田町にある真楽寺の紹介や、甲賀三郎の昔話が載っている昔話集のそれぞれの違いなどにも触れました。『昔のはなし・小諸の民話』では、真楽寺に現れた三郎が、棲む場所を探して通ったところが「蛇掘」だと言われているそうです。
また、1月29日に100歳を迎えられた絵本作家の神沢利子さんを紹介し、この時期にぴったりの絵本『ぽとんぽとんはなんのおと』で、ほっこりとしたひと時を過ごしていただきました。
令和5年11月29日のプログラム
1. 『きたかぜさま』(星野なおこ/文 羽尻利門/絵 福音館書店)
2.『森のいのち』(小寺卓矢/作 アリス館)
3.朗読『マローンおばさん』(エリナー・ファージョン/著 こぐま社)
冬をテーマに、いのちの繋がりを感じる絵本を選びました。
令和5年9月27日のプログラム
1. 『きょうはそらにまるいつき』(荒井良二/著 偕成社)
2.『もりにいちばができる』(五味太郎/作 玉川大学出版部)
3.お話『まのいいりょうし』(『おはなしのろうそく21』東京子ども図書館/編)
9月29日の中秋の名月にちなみ、『きょうはそらにまるいつき』のほか、『おつきさまこんばんは』(林明子/ 福音館書店)『お月さんのシャーベット』(ペク・ヒナ/作 長谷川義史/訳 ブロンズ新社)を紹介しました。
また、今年絵本作家デビュー50周年を迎えた五味太郎さんのデビュー作『みち』(福音館書店)『きんぎょがにげた』にも触れ、五味太郎さんの絵本も紹介しました。
『まのいいりょうし』では、絵本とのテキストの違いを紹介し、赤羽末吉さんの絵も楽しんでいただきました。
参加した方より、絵本の右開き、左開きの違いについて質問も出て、学びのある会になりました。
令和5年7月19日のプログラム
1. 『ルリユールおじさん』(いせひでこ/著 理論社)についての解説
2.お話『ならなしとり』(『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館/編)
3.絵本『やまのかいしゃ』(スズキコージ/さく、片山健/絵 福音館書店)
4.絵本『あつさのせい?』(スズキコージ/作・絵、福音館書店)
前回参加者のリクエストにより、『ルリユールおじさん』を読む予定でしたが、残念ながらその方がお見えにならなかったので、以前にも読んでいたので解説のみにさせていただきました。
途中からお子さんも参加してくれ、ここ数日の猛暑に合わせて選んだ『あつさのせい?』を楽しんでくれました。
5月31日のプログラム
1. 絵本『あさになったのでまどをあけますよ』(荒井良二/著 偕成社)
2.絵本『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』(松岡享子/原案・文 降矢なな/絵、福音館書店)
3.絵本『あめがふるときちょうちょはどこへ』(M・ゲアリック/著 金の星社)
4.語り グリム童話「七羽のカラス」(『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館/編)
子ども達に向けて描かれている絵本ですが、大人が見たり読んだり聞いたりしても楽しめる絵本たちです。『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』に書かれている松岡享子さんの「暮らすということが大事。いそがしく、たのしくね。」という言葉も紹介しました。忙しい日々の中、絵本で一息、楽しい時間を持っていただけたらと思います。
3月28日のプログラム
1.絵本『はなをくんくん』(ルース・クラウス/作・マーク・シーモント/絵、木島始/訳、福音館書店)
2.お話 アイヌの昔話『クナウとひばり』
3.絵本『たまごをうって こぶたをかって』(ブルガリア民話、八百板洋子/再話、日置由美子/絵、福音館書店)
4.絵本『さくら』(長谷川摂子/文、矢間芳子/絵・構成、福音館書店)
春を迎える絵本やお話しを選びました。「クナウとひばり」は、その美しさに大空の神に見初められたクナウが、アイヌの大地の美しさを愛するあまり、大空の神の妃になることを拒んで福寿草にされてしまうお話しです。ひばりが空高く飛べない理由もこのお話しからわかります。
今年度最後の会でしたが、参加された方から続けて欲しいとの声をいただき、来年度も続けていきたいと思います。気軽にご参加いただけたら嬉しいです。
1月24日のプログラム
1.絵本『月・人・石』(乾千恵/書、谷川俊太郎/文、川島敏生/写真、福音館書店)
2.語り「牛方とやまんば」(「おはなしのろうそく」より)
3.絵本『だいくとおにろく』(松居直/再話、赤羽末吉/画、福音館書店)
7月26日のプログラム
1.絵本『にゅうどうぐも』(野坂勇作/作、根本順吉/監修、福音館書店)
2.絵本『いしになったかりゅうど』(モンゴル民話、大塚勇三/再話、赤羽末吉/画、福音館書店)
3. 語り『水のつと湯のつと』(「むかしの話小諸の民話」より氷地区の昔話)
雨、水をテーマに選びました。
ある日、大雨で山が崩れることを鳥たちの会で知り、動物たちから聞いたことを人に話すと石になってしまうと言われていたにもかかわらず、自分を犠牲にして村人を助けたというモンゴルの民話です。
昨今、大雨による自然災害が多い中、少し重たいお話しでしたが、物語としてじっくりと聞いてくださっていました。
5月24日のプログラム
1.語り『むかしの話小諸の民話』より「お鷹の清水」(石峠の昔話)
2.絵本『木」(木島始/文、佐藤忠良/画、福音館書店)
3.絵本『わらのうし』(内田莉莎子/文、ワレンチン・ゴルディチューク/絵、福音館書店)
語り「お鷹の清水」は、昔、頼朝公が柏木村に巻狩りに来られた時に、飲み水が無く困っていたところ、足元から鷹が舞い上がり、そこで湧き水が見つかったというお話しです。
小諸市のふるさと遺産でもある、乗瀬区の「頼朝井の湧水」と合わせて紹介しました。
『木』では、『おおきなかぶ』(内田莉莎子/文、福音館書店)の絵も描いている、彫刻家の佐藤忠良氏について紹介しました。
最後は、ウクライナへの思いを込めてウクライナ民話の『わらのうし』を読ませていただきました。
10月26日のプログラム
1.『てんきよほうかぞえうた』(岸田衿子/文、柚木沙弥郎/絵、福音館書店)
2.『しろいうさぎとくろいうさぎ』(ガース・ウィリアムズ/さく、まつおかきょうこ/訳、福音館書店)
3.『きつねにょうぼう』(長谷川摂子/再話、片山健/絵、福音館書店)
北軽井沢に住んでおられた事がある岸田衿子さんの絵本や、松本の学校に通われていた事のある柚木沙弥郎さんの絵本や作品集の紹介を行いました。
7月13日のプログラム
夏・雨をテーマの絵本や語りを楽しんでいただきました。
1.『のはらうた』より「おれはかまきり」「てれるぜ」(くどうなおことのはらのみんな/詩、童話屋)
2.『てんにんにょうぼう』(こどものとも2019.7 長谷川摂子/再話、福音館書店)
3.語り『むかしの話 小諸の民話』より「水のつと湯のつと」
4.『あまがさ』(やしまたろう/作、福音館書店)
『てんにんにょうぼう』では、再話が収録されている『瓜と龍蛇』を紹介し、昔話と瓜の関係や、七夕民話の中国と日本の違いなどにも触れました。
5月25日のプログラム
今回は、5月生まれの絵本作家で、絵本専門士養成講座の講師でもある、いせひでこさんの絵本を中心に読みました。
1.『最初の質問』(長田弘/詩・いせひでこ/絵)
2.『風のことば空のことば』より「あさ」(長田弘/詩・いせひでこ/絵)
3.『ルリユールおじさん』(いせひでこ/さく)
絵本専門士による大人のおはなし会
絵本専門士による読み聞かせや語り、絵本についての解説などを交えた、楽しい会です。
お気軽にご参加ください。
●令和6年度開催予定
日 程 :4月24日(水曜)・6月26日(水曜)・ 8月28日(水曜)・10月30日(水)・12月25日(水)・2月26日(水)
時 間:午前10時30分~11時
場 所:すみれちゃんのへや
おはなし会の様子
令和6年10月30日のプログラム
1.絵本『落ち葉」(平山和子/絵と文・平山英三/構成と写真・福音館書店)
2.お話『風の神と子ども』(日本の昔話「おはなしのろうそく9」より・東京子ども図書館/編)
3.絵本『おひゃくしょうとえんまさま』(中国民話 君島久子/再話・佐藤忠良/絵・福音館書店)
令和6年6月26日のプログラム
1. 絵本『かえるのあまがさ』(与田準一/著 童心社)
2. 語り『星見の井戸』(「続むかしの話小諸の民話」より・小諸児童文学の会/編 )
3. 紙芝居『天狗の水』(竹内ゆかり/脚本 菊池雪絵/絵 )
4. 朗読『おば捨て山』
今回は、7月に実施予定の市立小諸図書館文化講演会「東山道と北国街道」に因み、東山道清水駅(しみずのうまや)に伝わる民話『星見の井戸』を中心に、小諸の民話、信濃の民話を楽しんでいただきました。
令和6年4月24日のプログラム
1. 『どのはないちばんすきなはな』(いしげまりこ/文 わきさかかつじ/絵 福音館書店)
2. お話『はなさかじい』(「さてさて、きょうのおはなしは・・・」瀬田貞二/再話 福音館書店)
3. 『さくららら』(升井純子/文、小寺卓也/写真 アリス館)
春爛漫、花が美しい時期となりましたので、花をテーマに選びました。『花さかじい』を語った後には、五大昔話について少しお話しをしました。
令和6年3月27日のプログラム
1. 『だって春だもん』(小寺卓也/写真・文 アリス館)
2.『春はあけぼの』(「声にだすことばえほん」清少納言/文 たんじあきこ/絵 齋藤孝/編 ほるぷ出版)
3. お話『あるだんなさんとおかみさんのはなし』(『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館/編)
4.『ともだち』(太田大八/文・絵 講談社)
ようやく春らしい陽気になってきたこの季節にぴったりの絵本『だって春だもん』から始めました。続いて、大河ドラマ「光る君へ」にも登場する清少納言の「枕草子」より「春はあけぼの」が「声にだすことばえほん」として絵本で出版されているので、そちらを読んだ後、巻末の口語訳文と、橋本治/著の『桃尻語訳 枕草子』を紹介しました。お話は『あるだんなさんとおかみさんのはなし』。ものの置き場所をしょっちゅう変えたいおかみさんと、そのせいで探しているものをみつけられない旦那さんの話しを楽しく聴いていただきました。
令和6年1月31日のプログラム
1. お話『おいしいおかゆ』(『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館/編)
2.『甲賀三郎』(滝沢きわこ/文 小林ふみと/絵 郷土出版社)
3.『ぽとんぽとんはなんのおと』(神沢利子/作 平山英三/絵 福音館書店
グリム童話より『おいしいおかゆ』のお話の後、今年の干支辰にちなみ、郷土の昔話「信州・読み聞かせ民話絵本シリーズ」より『甲賀三郎』の絵本を読みました。龍になった甲賀三郎が姿を現したお隣りの御代田町にある真楽寺の紹介や、甲賀三郎の昔話が載っている昔話集のそれぞれの違いなどにも触れました。『昔のはなし・小諸の民話』では、真楽寺に現れた三郎が、棲む場所を探して通ったところが「蛇掘」だと言われているそうです。
また、1月29日に100歳を迎えられた絵本作家の神沢利子さんを紹介し、この時期にぴったりの絵本『ぽとんぽとんはなんのおと』で、ほっこりとしたひと時を過ごしていただきました。
令和5年11月29日のプログラム
1. 『きたかぜさま』(星野なおこ/文 羽尻利門/絵 福音館書店)
2.『森のいのち』(小寺卓矢/作 アリス館)
3.朗読『マローンおばさん』(エリナー・ファージョン/著 こぐま社)
冬をテーマに、いのちの繋がりを感じる絵本を選びました。
令和5年9月27日のプログラム
1. 『きょうはそらにまるいつき』(荒井良二/著 偕成社)
2.『もりにいちばができる』(五味太郎/作 玉川大学出版部)
3.お話『まのいいりょうし』(『おはなしのろうそく21』東京子ども図書館/編)
9月29日の中秋の名月にちなみ、『きょうはそらにまるいつき』のほか、『おつきさまこんばんは』(林明子/ 福音館書店)『お月さんのシャーベット』(ペク・ヒナ/作 長谷川義史/訳 ブロンズ新社)を紹介しました。
また、今年絵本作家デビュー50周年を迎えた五味太郎さんのデビュー作『みち』(福音館書店)『きんぎょがにげた』にも触れ、五味太郎さんの絵本も紹介しました。
『まのいいりょうし』では、絵本とのテキストの違いを紹介し、赤羽末吉さんの絵も楽しんでいただきました。
参加した方より、絵本の右開き、左開きの違いについて質問も出て、学びのある会になりました。
令和5年7月19日のプログラム
1. 『ルリユールおじさん』(いせひでこ/著 理論社)についての解説
2.お話『ならなしとり』(『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館/編)
3.絵本『やまのかいしゃ』(スズキコージ/さく、片山健/絵 福音館書店)
4.絵本『あつさのせい?』(スズキコージ/作・絵、福音館書店)
前回参加者のリクエストにより、『ルリユールおじさん』を読む予定でしたが、残念ながらその方がお見えにならなかったので、以前にも読んでいたので解説のみにさせていただきました。
途中からお子さんも参加してくれ、ここ数日の猛暑に合わせて選んだ『あつさのせい?』を楽しんでくれました。
令和5年5月31日のプログラム
1. 絵本『あさになったのでまどをあけますよ』(荒井良二/著 偕成社)
2.絵本『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』(松岡享子/原案・文 降矢なな/絵、福音館書店)
3.絵本『あめがふるときちょうちょはどこへ』(M・ゲアリック/著 金の星社)
4.お話 グリム童話「七羽のカラス」(『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館/編)
子ども達に向けて描かれている絵本ですが、大人が見たり読んだり聞いたりしても楽しめる絵本たちです。『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』に書かれている松岡享子さんの「暮らすということが大事。いそがしく、たのしくね。」という言葉も紹介しました。忙しい日々の中、絵本で一息、楽しい時間を持っていただけたらと思います。
令和5年3月28日のプログラム
1.絵本『はなをくんくん』(ルース・クラウス/作・マーク・シーモント/絵、木島始/訳、福音館書店)
2.お話 アイヌの昔話『クナウとひばり』
3.絵本『たまごをうって こぶたをかって』(ブルガリア民話、八百板洋子/再話、日置由美子/絵、福音館書店)
4.絵本『さくら』(長谷川摂子/文、矢間芳子/絵・構成、福音館書店)
春を迎える絵本やお話しを選びました。「クナウとひばり」は、その美しさに大空の神に見初められたクナウが、アイヌの大地の美しさを愛するあまり、大空の神の妃になることを拒んで福寿草にされてしまうお話しです。ひばりが空高く飛べない理由もこのお話しからわかります。
今年度最後の会でしたが、参加された方から続けて欲しいとの声をいただき、来年度も続けていきたいと思います。気軽にご参加いただけたら嬉しいです。
令和5年1月24日のプログラム
1.絵本『月・人・石』(乾千恵/書、谷川俊太郎/文、川島敏生/写真、福音館書店)
2.お話「牛方とやまんば」(「おはなしのろうそく」より)
3.絵本『だいくとおにろく』(松居直/再話、赤羽末吉/画、福音館書店)
年の初めの会は、書道家の乾千絵さんの力強い書と、書に合わせた谷川俊太郎さんの言葉、写真家の川島敏生さんの写真が見事に組み合わされた絵本『月・人・石』から始めました。語りは、北安曇地方に伝わる、雪がちらちら降るころの昔話「牛方とやまんば」をお話ししました。最後は、昨年11月に亡くなられた松居直さんの絵本から『だいくとおにろく』を読ませていただきました。
令和4年7月26日のプログラム
1.絵本『にゅうどうぐも』(野坂勇作/作、根本順吉/監修、福音館書店)
2.絵本『いしになったかりゅうど』(モンゴル民話、大塚勇三/再話、赤羽末吉/画、福音館書店)
3.語り『水のつと湯のつと』(「むかしの話小諸の民話」より氷地区の昔話)
雨、水をテーマに選びました。
ある日、大雨で山が崩れることを鳥たちの会で知り、動物たちから聞いたことを人に話すと石になってしまうと言われていたにもかかわらず、自分を犠牲にして村人を助けたというモンゴルの民話です。
昨今、大雨による自然災害が多い中、少し重たいお話しでしたが、物語としてじっくりと聞いてくださっていました。
令和4年5月24日のプログラム
1.語り『むかしの話小諸の民話』より「お鷹の清水」(石峠の昔話)
2.絵本『木」(木島始/文、佐藤忠良/画、福音館書店)
3.絵本『わらのうし』(内田莉莎子/文、ワレンチン・ゴルディチューク/絵、福音館書店)
語り「お鷹の清水」は、昔、頼朝公が柏木村に巻狩りに来られた時に、飲み水が無く困っていたところ、足元から鷹が舞い上がり、そこで湧き水が見つかったというお話しです。
小諸市のふるさと遺産でもある、乗瀬区の「頼朝井の湧水」と合わせて紹介しました。
『木』では、『おおきなかぶ』(内田莉莎子/文、福音館書店)の絵も描いている、彫刻家の佐藤忠良氏について紹介しました。
最後は、ウクライナへの思いを込めてウクライナ民話の『わらのうし』を読ませていただきました。
令和3年10月26日のプログラム
1.『てんきよほうかぞえうた』(岸田衿子/文、柚木沙弥郎/絵、福音館書店)
2.『しろいうさぎとくろいうさぎ』(ガース・ウィリアムズ/さく、まつおかきょうこ/訳、福音館書店)
3.『きつねにょうぼう』(長谷川摂子/再話、片山健/絵、福音館書店)
北軽井沢に住んでおられた事がある岸田衿子さんの絵本や、松本の学校に通われていた事のある柚木沙弥郎さんの絵本や作品集の紹介を行いました。
令和3年7月13日のプログラム
夏・雨をテーマの絵本や語りを楽しんでいただきました。
1.『のはらうた』より「おれはかまきり」「てれるぜ」(くどうなおことのはらのみんな/詩、童話屋)
2.『てんにんにょうぼう』(こどものとも2019.7 長谷川摂子/再話、福音館書店)
3.語り『むかしの話 小諸の民話』より「水のつと湯のつと」
4.『あまがさ』(やしまたろう/作、福音館書店)
『てんにんにょうぼう』では、再話が収録されている『瓜と龍蛇』を紹介し、昔話と瓜の関係や、七夕民話の中国と日本の違いなどにも触れました。
令和3年5月25日のプログラム
今回は、5月生まれの絵本作家で、絵本専門士養成講座の講師でもある、いせひでこさんの絵本を中心に読みました。
1.『最初の質問』(長田弘/詩・いせひでこ/絵)
2.『風のことば空のことば』より「あさ」(長田弘/詩・いせひでこ/絵)
3.『ルリユールおじさん』(いせひでこ/さく)
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